2024年2月22日木曜日

Shanling M0Pro にまつわるあれこれ(2)

 M0Pro の欠点,Bluetooth の出力が弱い件について.

なので満員電車で電波源があったり,駅中の構内放送用の電波源とかに近づくと音が途切れることがかなりの頻度でおこる.受信側の BT イヤホンをいろいろ替えてみたが,どれでも同じようにおこるので,M0Pro 側の出力が弱いのだろうと結論した.

ということで,前回は有線イヤホンにすることを書いたのだが,まあ,あれはあれでいいとして,やはり BT は BT の気楽さがある.そうすると,結局,外付けの BT トランスミッタの小さいのを使うことになるわけである.音質がどうのとうるさいことをいわなければお手頃価格でコンパクトなのがいくらでも売っている.どうせ通勤中とかに聴くので,音の細かいことなんかわかりようもないし,それより接続性の方が重要.あと,ボリューム問題はあるか.

ということで,外付けのトランシーバの安いのを買った.似たようなものを結構前に買ってはいたんだけど,今はチップももう少し進化してるだろうし,充電端子が USB-C になってたりもするし,値段は 2000 円ちょいだし,ということで新規購入.

組み合わせる BT イヤホンは SONY WF-C700N.ノイキャン付き.これのいいところは,本体に「メカニカルスイッチ」が付いていて,音量の上げ下げとか外音取り込みとかを切り替えられる点.タッチセンサータイプのはいくらでもあるんだけど,これが意外に使いにくいことがある.触っても反応しないとか.その点,メカニカルなスイッチになっているのは安心感がある.

もうひとつ,M0Pro 本体のボリューム操作が嫌なので,イヤホン側で操作できることが望ましい.WF-700CN は受信後の音量を下げることができるので,好ましい.BT イヤホンの中には送信元に制御信号を送ってそちらで音量操作するタイプもあり (たとえば Plantronics BackBeat Go 2),これだと単純な BT 送信機では役に立たない.

ということで,M0Pro の出力をラインにして (ボリューム操作をこいつではやらない),BT 送信機に付属ケーブルで接続して,WF-700CN と BT 接続.ただ,これを接続するとイヤホン側が最大音量になる.イヤホン側で音量下げるのがスイッチ長押しというのがイマイチ.

ということで,結局,M0Pro と送信機の間にボリュームを挟むことにした.部品箱から 10 kΩ (A) の小型2連ボリュームを探し出し,3.5 mmΦ のステレオミニプラグを付ける.端子部の保護のため,何かで覆わないとなあ,と思って百均の店内をぐるぐる回って見つけたのが調味料入れ.その蓋のところだけを使う.で,できたのがこんなもの.



加工としては軸を通す穴を開けて,ケーブルを出すところは切り欠きを入れただけ.あとは裏側はウレタン樹脂のパッキング材 (なんかの箱の中にあったのを剥がした) を適当に切って両面テープで貼り付けて押し込んである.


ツマミくらいつけろよ,ってのはわかってます.だけど,ポケットの中で勝手に動いちゃったりすることもなく,動かしたいときにはあまり不自由なく動かせるので,結構これでいいのかも,という気もしないでもないというか.


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