ちょっと思うところがあり,Linux で NAT ルータを組んだ.
Linux をいじり始めた頃,余っていた 386SX のマザーボードにフロッピーディスク1枚で動くというディストリビューションを使って,当時まだ実験中段階だった IP masquerade で,フロア中の PC を一つの IP アドレスでネット接続可能にしたりしたのだった.まだ20世紀のころだな.ベニヤ板に AT 電源とマザボを木ネジで留め,FDD はガムテープで固定,カバーは段ボール.NIC は ISA バスに 2 枚刺し,キーボードもモニタもなし,みたいな.これは最初の設定にちょっと苦労したけど,かなり長期間,実用したのも懐かしい.
ハードウェア
今回のハードには,LAN ポートが複数ついていて,ファンレスな小型マシンが適当.マシンパワーはいらないので,古いノート PC (+USBの ether) というのも考えたが,今回は潔く新規導入.適当に探した中で XCY のベアボーンに4ポートの LAN がついたシリーズを発見.Celeron J1800,2 GB メモリ,32 GB SSD (mSATA) のモデルなら 18,000円だったのでこれを採用.ほかにインターフェースは VGA ×1,USB2.0 ×2.十分である.Windows 7 プレインストールとのことだが,使わないので本質的ではない.上書きしてもぜんぜんかまわないのだが,ちょうど 32 GB の mSATA SSD (1,200円くらいだった) が手持ちにあったので,これに差し替え.Win7 入りのはそのまま外して保管 (使用予定は特にないが).