2014年12月13日土曜日

Voyage MPD 0.9.5 のインストール (Onkyo TW217編)

Onkyo TW217 という Atom なタブレットPCで Voyage MPD を使っているけど,それを 0.9.5 に入れ替えたので,そのメモ.

このブログもVoyage関係は比較的アクセスがあるので,今回はちょっと詳しめに.
なお,富士通 LOOX-U という,やはり Atom なミニマシンに入れた 記録 が別にあります.



Voyage MPD 0.9.5 の Live CD の iso イメージを取ってくる.
unetbootin for Windows で USB メモリに書き込む.ちょうど 128 MB のがあったので.

TW217に,LAN付きUSB HUBを介してキーボードとネットワークをつなげ,USBメモリをさして起動.
起動メニューでF11を押してブートデバイスを選択.USBメモリから起動.
Voyage MPD Live CD が立ち上がったら,root/voyage でログイン.
設定変更に必要なので,
# remountrw
設定途中で reboot した場合は,ログイン後にこれを実行する.

これまで使っていたので問題ないはずだが,念のため,fdiskで状況確認
# fdisk /dev/sda
pコマンドで /dev/sda1 (typ=83) があることを確認.qで終了.

インストールに入る.
# mkdir /tmp/root
# mkdir /tmp/cf
# mount -o loop /lib/live/mount/medium/live/filesystem.squashfs /tmp/root
# cd /tmp/root
# /usr/local/sbin/format-cf.sh /dev/sda
# /usr/local/sbin/voyage.update
基本はデフォルトでよいが,Generic PCを選ぶことと,インストール先が/dev/sda1というところだけ注意.
ひと通り終わったところで再起動.
# reboot
USBメモリを抜くように指示が出るので,抜いてEnterで再起動が続行.
再び root/voyage でログイン.とりあえずOS周りのアップデート.
# remountrw
# apt-get update
# apt-get upgrade

DHCPから固定IPへ変更.
# nano /etc/network/interface.d/eth0.conf
中身は以下のとおり (赤字はネットワーク環境依存):
   #iface eth0 inet dhcp  ← ここをコメントアウト
   iface eth0 inet static
   address 192.168.1.221 ← 静的アドレスを指定
   network 192.168.1.0
   netmask 255.255.255.0
   broadcast 192.168.1.255
   gateway 192.168.1.1
   dns-nameservers 192.168.1.1

NASをマウントするよう,修正.これはBuffaloのLinkStationの場合.
# nano /etc/fstab
以下を追記:
   //192.168.1.249/share/www/music/mp3 /var/lib/mpd/music cifs passwd=,uid=mpd,file_mode=0644,dir_mode=0755,iocharset=utf8

最初の//192.../mp3 までがNASのマウントしたいディレクトリ.赤字がローカルのアドレスで,それ以後が対象ディレクトリまでのパス.
/var/.../music はmpdで扱うマウント先. /etc/mpd.conf で指定するが,デフォルトのまま.
cifsはファイルシステム名.
最後の赤字ブロックはアクセス関係のパラメータだが,途中にスペースを入れないように注意.

# mount -a
正しくマウントされていることを確認
# dir /var/lib/mpd/music

mpdの設定.出力先をUSBデバイスにする.
起動時にUSB DACがつながっていたときは/proc/asound/modulesの中身を確認.
つなげずに設定したいた場合は,いったん shutdown してDACをつないで再起動.
# cat /proc/asound/modules
を実行すると
  0 snd_hda_intel
  1 snd_usb_audio
となれば1 がusb_audioの番号.
/etc/mpd.confを修正する.
# nano /etc/mpd.conf

#Audio Output のブロックにある,audio_output{ 以下を探す.
device    "hw:0,0"  を  "hw:1,0" に修正.
name も必要に応じて変更.
クライアントからの音量制御ができるように,ファイル末尾の mixer_type を "hardware" から "software" に変更.

電源ボタンで shutdown がかけられるように,acpidをインストール.
# apt-get install acpid
daemonが勝手に走りだすが,とりあえず気にしない.
acpidの設定.
# nano /etc/acpi/events/powerbt
中身は
   event=button/power
   action=/sbin/shutdown -h now

acpidに設定を反映させる
# /etc/init.d/acpid restart

電源ボタンをおして shutdown すればOK.
キーボードを抜いて,電源を再投入し,設定通りの動作になっているか確認.
その後,データベースを再構築する.


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