ということで,さっそく Raspberry Pi に入れてみた.現時点でのバージョンは 0.3.昨秋に出たもののようだ.
gzip されたイメージファイルをダウンロードして,それを SD カードに書き込む.今回は RuneAudio のサイトで紹介されていた USB Image Tool というのを使ってみた.gzip されたままのイメージファイルを扱えるようだ.
USB Image Tool をダウンロード,展開する.実行すると左側に SD カードのドライブが表示される.ひとつしか出なくても,それをクリックして選択する.これで書き込み先が決まる.イメージファイルは,右側のペインの Add を押して,先ほどダウンロードした gz ファイルを選択する.あとは SD カードを挿して Restore .カードの容量は 4 GB 以上とあるので,手持ちの 8 GB Class 10 のカードを使用.
書き込み終わったら有線でネットワークにつながった Raspberry pi に挿して起動する.
PC 等のブラウザから http://runeaudio.local/ にアクセスすると,web UI につながる.
下記,追記参照.
次に,タイムゾーンの設定.
Menu > Settings から進んで,Asia/Tokyo を選択.
あとはいじらない.
Library から NAS の設定で,NAS の (RuneAudio 上での) 名前,IP アドレス,マウントディレクトリを入力.
この辺りまでは,Volumio とほとんど同じ.
これでマウントに成功すれば,データベースの構築 (REBUILD MPD LIBRARY) へ.
あといじるとすれば,MPD の設定をお好みで.
これで再生はできる.
Volumio 1.5 に比べて明らかに優れているのは,システム起動後に DAC を ON/OFF しても,ちゃんと認識すること.Volumio はどうしてもこれがうまくいかない (少なくとも 1.5 までは).これはかなり大きい.
追記: ただし,初回の起動時には DAC が入っている必要がある.一度立ち上がってしまえば, DAC を ON/OFF できる.Voyage MPD だとシステム起動後に DAC を入れてもつながるので,そこが惜しいところか.Volumio は途中で切ることができない (再認識はまず失敗する) ので,うちのようにミニコンポに内蔵の DAC で音を出してる場合,コンポ側を間違って切ってもシステムの再起動から必要になるのは結構厳しいものがある.
Web UI としては,再生時にカバーアートを表示できるところも新しい.ただし,データがどこから来るのかよくわからない.本来は音源データに埋め込まれた画像かフォルダに置かれた画像を使って欲しいところだが,その辺がどうなっているのかよくわからない.後日調査予定.
追記: ただし,Web UI の反応は鈍い.これは結構ストレス.
追記: カバーアートは,ネットから拾ってくることもあるようだが,成功率は高くなさそう.ライブラリの曲データと同じディレクトリに [cover|folder].[jpg|png] の名前のファイルがあれば,それを表示するようだ.ただし,CIFS (samba) の NAS では,NAS設定の Advanced options で,Mount flags のボックスに noserverino を追加しておく必要があるようだ.データの読み込みには少し時間がかかる.
Linux マシンとしていじったり機能追加したりは,何よりもベースが archLinux になってしまって,今のところ手が出せず.systemd 系に移ってしまっているので,その勉強を少し始めたところ.スイッチやリモコンも移植する予定なので,経緯は後日.
追記:
static は止めた方がいい.
static ip を設定して再起動すると,eth0 がうまく動かない.
Known bug らしい.
# systemctl restart netctl-ifplugd@eth0.service
を,本体で実行すれば認識するようだが,モニタレス,キーボードレスで使えなくては意味がないというか…
なお,ssh で接続するときも,runeaudio.local でアクセスできるので,趣味的にはともかく,実用的には大した問題ではない.
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