2022年10月1日土曜日

サブウーファ用ローパスフィルタの製作

PC の音出し環境.やはり低音がなあ.ということで,サブウーファを入れて 2.1ch にしてみようかなと.ただ,あんまりガチのをいきなり試すのもなんだし,まずは実験してみようと.低音を出すのは,使用頻度の低いベースアンプを流用してみようということで,Phil Jones Bass の Nanobass X4 を使うことに.で,ローパスフィルタ (LPF) かまして,低域だけを送り込んでみようと.ということで,LPF をどうするかな,とつらつら探すと,NFJ が 2.1ch 用 LPF 基板なるものを出していて,安かったのでもうこれでいいやと.基板の写真とかから見ると,ふつうに2次 (12 dB/oct) のアクティブフィルタのようで,自分で作っても同じような構成になるのは明らかだし.

そうすると全体の構成もある程度絞られてくる.

結局,図のような構成にした.中高域用のアンプ/スピーカは既存のものをそのまま使うので,そこからサブウーファ用の信号と電源を取れるように.といっても既存端子に並列に端子をつけただけ.2.1ch用として使わないときは,入力端子がミニジャックとRCAの2択になるというのもそれなりに利便性があるかなと思って,信号用の端子はミニジャックにした.


LPF 基板はオペアンプのアクティブフィルタのようなので,電源は融通が利く.なので,メインアンプから並列分岐で取るように.これはメインアンプと同じ端子にしておいた.

LPF 基板上には位相反転のスイッチがあるのだが,これが外から切り替えられないのはちょっと面倒な気がしたので,トグルスイッチを除去してピンヘッダを設置.ただ,もとのスイッチの足が 3P のセット分は IC ピッチなのだが,各列の間が 3 mm という変態サイズで,6P のヘッダはそのままでは設置できず,3P を二つ設置するというイマイチな状態になってしまった.まあしょうがない.

ということで内部配線はこんな感じ.パネル用の 6P トグルスイッチはこれで手持ちがなくなってしまったので,何かの時に買っておかないといかんかも.

で,実際に配置するとこんな感じ.

表から見ると.

ぜんぜん面白みがないけど,まあ.
ちなみに,一番上のオーディオインターフェースの TASCAM US-1x2 のボリュームツマミは交換してある.ぱっと手を伸ばしたときに間違えようがないように,ちょっと大きく,かつ色を変えて目立つようにしている.

肝心のサブウーファは,先にも書いたとおり Nanobass X4.モニタの裏側になんとか置けるので向きをいろいろと試したが,今のところ,スピーカを下向きにして,漏れてくる中高音が耳に届きにくくすると割と自然になる感じになる.もちろん,切り替えの周波数は試行錯誤するんだけど.

現状,一番の問題は,Nanobass X4 の電源を入れるのが面倒ということ.モニタの裏側にあって,操作しにくくて.パワーアンプ本体の方は所詮廉物だし,待機電力なんて微々たるものなのでスイッチも何もなくて常時オンなんだけど,なんか X4 は入れっぱなしにしたくないかなあ,と.

将来的には適当なサブウーファを自作して,専用のアンプで適当にドライブしたらいいとか,今のメインスピーカが低音を出すことに特化した QWT とかいう箱に納めた 6 cm フルレンジなので,いっそこれを密閉にしてしまった方がサブウーファとの繋がりはよくなるのかもしれないとか考えている.追々,実験していこう.

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