2016年9月13日火曜日

Windows 電源オプションの切り替え

ノートPCはプレゼンにも使うし,普段の作業にも使う.プレゼン時には途中で画面が消えたりして欲しくないし,通常使用時はそれなりに節電機能は働いて欲しい.なので,Windowsでは電源オプションという機能があって,いくつかの電源設定を切り替えられるようになっている.ただし,その切り替えは,たとえば

通知領域のバッテリアイコン → 電源とスリープの設定 → 電源の追加設定

とか,

スタートメニュー → 設定 → 電源とスリープ → 電源の追加設定

のように進まないと切り替え画面にたどり着けない (Windows 10の場合).

そこで,ショートカットをデスクトップに作って切り替えることにした.



まず,情報を確認する.コマンドプロンプトを開き,以下のコマンドを実行する.

> powercfg /l

すると,以下のようなリストが得られる.

既存の電源設定 (* アクティブ)
-----------------------------------
電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e  (バランス) *
電源設定の GUID: 48d71994-d5e5-4b02-99fc-87d827622dee  (プレゼンテーション)
電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c  (高パフォーマンス)
電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a  (省電力)

つまり,現在4つのパターンが登録されているということで,* が付いているのが現在の電源設定だ.環境によってはプレゼンテーションはないかもしれないし,また別のものがあるかもしれない.追加で作りたいときは,素直に電源オプションから追加を作って,好きな名前を付ければよい.その上で,このリストを取得する.
なんにしても,今回必要なのは,このうちのバランスとプレゼンテーションの切り替えだけだ.

この powercfg は電源情報を読み出すだけでなく,設定することが出来るので,これを使う.

まず,「バランス」に設定するショートカットを作る.
デスクトップで

右クリック → 新規作成 → ショートカット

「項目の場所を入力してください」のところに

powercfg /setactive SCHEME_BALANCED

と入力.ショートカットの名称は好き好きでよいが,とりあえず "Balanced Mode" とした.

もうひとつ,同様にショートカットを作る.こちらは打ち込む内容が以下のようになる.

powercfg /setactive 48d71994-d5e5-4b02-99fc-87d827622dee

赤字のところは,先ほどコマンドプロンプトで出力しておいた「プレゼンテーション」の行に出ている数列 (GUID).こちらの名前は "Presentation Mode" としておいた.
「バランス」,「高パフォーマンス」,「省電力」にはそれぞれ SCHEME_BALANCED,SCHEME_MIN,SCHEME_MAX というエイリアスがシステムで設定されているのでそれを使えばいいのだが,「プレゼンテーション」は Windows がシステム設定として用意しているものではなく,ベンダが独自に追加しているものらしく,エイリアスがないようだ.そこで GUID を直接使っている.

できあがったショートカットはアイコンが紛らわしいので,

右クリック → プロパティ → ショートカットペイン → アイコンの変更

で,好きなアイコンに変える.面倒なら %SystemRoot%\System32\powercpl.dll あたりに入ってるアイコンがもっともらしい.
さらに,コマンドプロンプトが一瞬表示されるのがうざいので,

右クリック → プロパティ → ショートカットペイン → 実行時の大きさ

で,最小化を設定.

さらに,ショートカットキーを設定する.

右クリック → プロパティ → ショートカットペイン → ショートカットキー

カーソルを空欄に移したら,実際に設定したいキーの組み合わせを入力する.たとえば,

Balanced Mode :  Ctrl + Shift + B
Presentation Mode : Ctrl + Shift + P

など.好き好きでよいが,何かとかぶらないように.





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