先日,Core i3-6100T を積んだEpsonのミニPC Endeavor ST180E-EM1 を買った.計測器の制御用なので,CPU パワーもいらない.そもそも初代 i5 の載った Let's Note S8 からの置き換えだし,作業上画面を大きくしたかったので付けていた外付けモニタとキーボード,マウスもそのまま流用できるので,本体だけでいい.320 GB の HDD が付いていたが,Let's Note から SSD を引っこ抜いて挿し換えてしまえば簡単.ということで,とくに問題なく使えるようになった.
のだけど.
一つだけ問題が.この PC にはスピーカがない.まあ,小さいとはいえデスクトップPCなのだから当然ではある.つまり,音を出すには何か外付けしなくてはいけないのだが,そんなに都合よく余り物はなかったりもするわけ.
ここのところ,その手の場合はダイソーの 330 円スピーカを買ってくることが多くて,実際,数台はそうなっているのだけど,ちょっと工作でもしようかなという気になった.
まずはヘッドホン端子に直接スピーカをつないでみた.昔は百均でスマホとかに繫ぐミニスピーカ (アンプとかは入ってない) が売っていて,まあ鳴らないわけではないからそれでもいいかもと思って,手持ちのミニスピーカユニットを接続してみたが,やはり音が小さすぎる.ないよりはいいけどという感じ.
やはりアンプはいるか.
電源は USB から取ることにして,アンプはどうするか.そういえば PAM8406 の基板がどっかにあったはず.しかし発掘できず.ということで,何か買うか,と思ってつらつら見てたら PAM8403 ってのを使った基板が 10 枚 570 円で Amazon に出ていたのを発見.10 枚もいらないけど,まあいいかと.
で,実際の工作は超手抜きで,できたのがこちら.
ケースは,前にヤフオクで CPU を買ったときに梱包材代わりに使われていたものだと思う.元は百均の名刺くらいのサイズのカード入れかしらね.それに穴開けて,スピーカをホットボンドでくっつけて.外部とのケーブルは直付け.電源は職場でうち捨てられていた有線マウスからちょきん,入力ケーブルは古いステレオイヤホンのコードをちょきん,で流用.
電源の入るときのポップ音がでかいけど,それで壊れても別にどうでもいいようなものなので,対策も何も考えもせず.音質もどうでもいい.ラジオレベルで十分.というか,実際に音出してみると,意外にまともな気もw
PAM8403 というチップは,5 V 電源だと 8 Ω 負荷で一応 1.8 W くらい出るらしい.出力段は D 級で BTL,ステレオ分が 1 チップになっている.これが 60 円かあ.いや,すごい時代だなあ.
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