IPv6 での接続環境への移行.その2.
前回,とりあえず IPv4 over IPv6 での接続はできるようになった.本当の問題はここからである.
これまで自宅 LAN 内にサーバがあって外からつないでいろいろなことをやっていた.それは DynDNS とルータのポートフォワーディングによって成立していたわけである.IPv6 になるとこのポートが問題で,ユーザは割り当てられた IPv6 アドレスから機械的に決定される番号をもつ 240 個のポートしか使えない.問題は使える個数ではなくポート番号が機械的に決まるというところで (当然デフォルトで多用されるようなポート番号のある範囲からはかけ離れている),http 用の 80 番を LAN の内側のサーバへフォワードするというのができなくなる.つまり,外から見たときの 80 番ポートを自分用に使えない.理由は省略.なお,使えるポート番号自体は IPv6 アドレスから計算してくれるサイトもあるし,後述する現用ルータでは接続に成功すると使えるポート番号を表示してくれる.
ということで,おうちサーバの自由度が下がってしまうので,今後もおうちサーバでやるべきことなどを少し考え直してみた.