2015年3月21日土曜日

Vaio Pro 13 の SSD 換装の続き Exchange of SSD in Vaio Pro13 (contd)

(こちらの続き) (the sequel to this page)

Vaio Pro 13 の SSD を換装したのだが,今回のやり方では C: ドライブ自体は拡張されない.
C: のクローンを作っているので当たり前ともいえる.
増えた容量は基本的に D: ドライブに割り当ててデータ領域として使っているのだが,やはり C: ももう少し広げたい.
このときに問題になるのがリカバリ領域である.これはもともとは SSD の一番後ろに配置されているのだが,クローンを作るときにはこの領域も含めてディスク全体のクローンを作るので,結果として,換装後のドライブではディスクの途中にリカバリ領域が挟まり,その後ろに未使用領域ができる.ふつうのパーティションなら Windows の管理ツールで動かせるのだが,この領域は動かせない.そのため,C: の大きさを増やせないということになる (リカバリ領域を消してしまえばいいという話はあるのだが).
The previous article introduces the exchange of SSD in Vaio Pro 13.  The method does not expansion of Drive C: and the expanded capacity is assigned to a separate drive.  Instead of this, you can expand Drive C:

D: ドライブにデータを分けているのは別にかまわないのだが,C: にはどうしてもあれこれ入ってしまうので手狭になりがちで,できればもう少し広げておきたい.

ということで,どうしたかというと,こういうときはやはり Windows でなんとかしようとしてはだめで,やはり Linux の出番になるのであった.
For this purpose, Linux based systems are useful.

こういうときに便利なのはやはり Knoppix である.2013年から更新がないようだが,こういう管理的な用途には必要にして十分な機能があるはずで,今回以外にも出番があるかもしれない.ということで,CDイメージを落として,(CD-Rではなく) USBメモリに焼き込んで使うことに.USB だと CD や DVD より速いし,ひとつ用意しておくといざというときに役に立ちそうである.
I used Knoppix.  Download the CD image and install it to a USB memory.

書き込みツールには,今回は Rufus のポータブル版を使用.ポータブル版にしたのはとくに意味はない.ちょうどいい大きさの USB メモリがなかったので,2 GB のものに書き込み.
I used Rufus portable for writing the image to the memory.

今回は Knoppix を使ったが,gparted を使いたいだけなら gparted のみの Live CD があるので,それを使った方がいいかも.入手はこちらから.これも Rufus 等でブータブル USB にできるはず.イメージのサイズも小さいので,昔買って使い道のないまま放置されてるような小容量メモリの使い道としてもいいかも.
For this work, gparted is needed.  So, the bootable live CD of gparted is also a good solution.  The bootable USB memory can be created with Rufus.  Let's google!

Vaio Pro 13 の方は,ASSIST ボタンから立ち上げて,Boot を UEFI から Legacy に変えて,External Boot を Enabled にするという,お約束の設定変更.その後,USB メモリからブート.
あとは gparted を起動して好きなように配置を変える.
今回は D: にあたる領域を縮小し,C: ドライブより後ろの領域を全部後ろに詰める.その結果,C: の直後に空きができるので,それを使って C: を広げる.
Start Vaio with ASSIST button, and change Boot mode from UEFI to Legacy, and enable External Boot, then shutdown from Vaio Care.  Insert the Knoppix (or gparted) bootable USB memory to Vaio, and boot.  Start gparted and tune your SSD partition configuration as you like.
Key point:  The recovery area should be moved to the end of the disk.  Unused area can be merged to Drive C: in expanding Drive C:.


操作イメージはこんな感じ.



書き込み後,Shutdown,BIOS 設定を元に戻せば,パーティションサイズが変化した状態で起動できるはず.

リカバリメディアがここから作れるのかどうかは後で試してみよう.
追記: メディア自体は作れた.これでリカバリをかけてみるのはちょっと手間的にやる気になれないw


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